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hearing test

ある夫婦がおりました。
旦那は自分の妻の耳が最近遠くなってきているのではないかと心配していましたが、本人にどう切り出して良いものか途方に暮れていました。
そこで掛かり付けの主治医に相談してみた所、医師は妻の難聴がどの程度進行しているかチェックするための簡単なテスト方法を教えてくれました。
   
   
「いいですか、次のようにしてみてください。これでどの程度の難聴かだいたいの目安がつきます」
       
「わかりました」
   
「まず最初に奥さんから8mぐらい離れて普通の会話レベルの音量で話かけて反応をみてください。もし反応が無いようなら6m、4m、2mと奥さんが反応するまで徐々に近寄っていくのです」
   
    
夫が主治医の所から帰ってみると妻は台所で夕飯の支度をしていました。丁度玄関から8mぐらいの距離があったので早速主治医に教わったテストをしてみることにしました。
   
   
「ただいま、今日の夕飯はなんだい?」
   
   
反応がありません。
夫は台所に近づいて行き6m手前から声をかけました。
   
   
「ただいま、今日の夕飯はなんだい?」
   
   
反応がありません。
そこでダイニングの中まで入って4mぐらいの距離から声をかけてみました。
   
   
「ただいま、今日の夕飯はなんだい?」
   
   
全く反応がありません。
更に台所に入り込んで2m後方から話しかけてみました。
   
   
「今日の夕飯はなんだい?」
   
   
それでも反応がありません。
仕方なく妻の背後に回って話しかけてみました。
   
   
「おい、今日の夕飯はなんだい?」
   
   
すると妻は振り返って
   
   
「あなた、さっきからもう5回もトリ鍋だって言ってるじゃない!」
    
    
-over-
  
次回は音楽ネタ
 
  
  

  

      

bleacher creatures section39

海法潤二さんという方の「松井秀喜を追っかけて団塊オヤジニューヨークを往く!」という著書がある。
2006年、松井が骨折でシーズンの殆どを棒に振った痛恨のシーズンにフォーカスを当ててヤンキース観戦やNYCでの生活などを綴った書だが、よくある松井本と違ってより市井な話題や著者の体験談などを交えた海外生活奮闘日記になっている。この海法さんにヤンキースタジアムの外野席で出会ったのがきっかけで最終的にはこの本の〆のエッセイを書かせていただく事になった。そのエッセイで私の属している bleacher creatures (ブリーチャー・クリーチャーズ)というライトスタンド外野席に棲息する熱狂的ファン集団についてその成り立ちを含めて書いた。多少重複するがここでも bleacher creatures について紹介しておこうと思う。詳しくは駅前の本屋で立ち読みなどせず購入してゆっくり読んでいただきたい。

bleacherとは野球場の外野席などに見られる横長のベンチシートのことだ。そこからヤンキースタジアムのライト側外野席、詳しくはセクション39に年間シートを持って毎試合のように応援する連中を bleacher creatures 直訳すると外野席生命体と呼んでいる。起源は20年ほどさかのぼる。80年代から90年代半ばまでのヤンキース暗黒時代に一人で応援し続けていたアリ・ラミレスというカウベルマンの周りに集まって来たのがそもそもの始まりだった。当時のヤンキースというのは過去の栄光ばかりの冴えないお荷物球団で、今では想像もしがたいが毎試合ガラガラの観客の前で情けない試合を繰り返しては負け越していた。「病気のペットを持つ飼い主の心境」と当時を覚えているファンは言っている。

ところがそんな先駆者アリの願いが通じたのか1995年ごろから徐々に強いチームとなり1996年にジョー・トーリ新監督の元、遂にワールドシリーズを制して現在の黄金時代に突入するのだが肝心のアリ・ラミレスはその黄金時代を見ずに96年シーズン半ばにガンで亡くなっている。(これを書いている5/8が彼の命日だ)

現在アリの席(Section39/RowA/Seat29)には球団オーナーであったジョージ・スタインブレーナーにより追悼プレートが埋め込まれている。

そのアリの遺志を継いだ約50名がレギュラークリーチャーズとして今でもセクション39を中心に応援しているのだが、もともとガラの良くない場所だけに飛び交う英語も attitude もかなり下世話である。個々についてはまたの機会に紹介して行こうとは思っているが、それぞれが独自の gimmick 要はネタを持っておりジョーク1つ取っても他人の gimmick は不可侵である、とする不文律がある。他人の持ちネタを調子に乗って本人の居ない所で披露した結果、総スカンを喰う事もしばしばある。

今でこそ指定席、ノンアルコールでセキュリティーもしっかりしているが以前は無法地帯で「過激な地元ファンがいるので近寄らないこと」と日本の旅行ガイドに本気で書いてあったぐらいだ。今でも殆ど日本人を見かけることはない。私が唯一の日本人レギュラーと言ってもよい。ただNYのありとあらゆる人種、社会層から集まって来ているので通常の仕事関係などでは出会えないような貴重な友人が沢山できるのも確かだ。私にとってもかけがえのない友人達である。またいくら過激とは言えレギュラー陣は警察との駆け引きも慣れているのでどこまでが悪ふざけの許容範囲でなにをどうすると警察沙汰になるのかしっかりコントロール出来ている。警官も球場のセキュリティーも結局レギュラーメンバーだからお互い顔見知りになってしまうせいもあるかもしれない。問題はクリーチャーズのウワサを聞いて初めてセクション39にやってきて、まるで自分たちも仲間にでもなったかのようにハメを外してしまう一見さん達である。クリーチャーの連中は案外排他的で反社会的な奴が多いのでこの手の wannabiesには手厳しい。まあその辺も含めた mean さがまた面白いのだが…

もしヤンキースを観に行かれる機会があれば一回の表、第一球目が投げ終わった瞬間から始まる儀式 roll call がライトスタンドから聞こえてきて、各選手がライト外野席を振り返って合図するのに気付くだろう。それが bleacher creatures という生命体の雄叫びであり、いくら高いチケットを買っても味わえない選手とファンとの貴重な瞬間なのである。

-over-

次回は軽ネタ

varelser

ブログを始めて早速「varelserとは何か?」という質問メールが来た。カテゴリー分けをするときに以前から気に入って使っていたコトバだが改めて尋ねられてびっくりした。 続きを読む ‘varelser’

noble rot

私は殆どお酒が飲めない。そんな私でも楽しめるのではないかとあるお酒を薦めてくれた方がいる。日本を代表するホテルOのお偉いさんだった(現在独立)mさんである。

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1st post : let the game begin

今スクリーンの前でこれを読んでくれている方、ありがとう。
私も遂にブログなるものを始めようと思う。 続きを読む ‘1st post : let the game begin’