artificial intelligence

最近友人のD君とお茶をする機会があった。同じバークリー出身で彼自身も知る人ぞ知るスーパーギタリストである。

現在D君は音楽をサイドラインに置き個人投資家として日米の株の動向に注視する毎日を送っている。その彼が唐突に「最近 artificial intelligent のプログラムに凝ってるんです」と言い出したではないか。artificial intelligent = a.i. すなわち人工知能である。人工知能をプログラムする?投資と人工知能の関連性についてしばらく考え込んでしまった。

話を聞いてみると要はD君の投資家としての特徴を人工知能で再現しようという試みらしい。例えば普段からどんな銘柄に注目しているか、株価の動きがどうなったら買いでどうなれば売りの指標となるのか、どの業界の株のどういう動きがどの株の動きと相関性があるのかなど、D君の経験則や投資のセオリーなどを1つ1つプログラムして自分の分身のように株の売買をする人工知能を育てよう、という神をも恐れぬ大作戦なのである。株の売買の前にD君にお伺いを立てるとか何ドル以上はつぎ込まないとか、そういうリミッターも勿論組むことが出来る。まずは単純なモデルを組み、過去の市場データでテストドライブさせることでそのモデルの有効性を確認して改良を加えたり更なる指標を足したりしてお利口さんに育てていくのだろう。「知能」と言っている以上、自らの経験を元に自らの法則を修正してくるかもしれない。
 
そんな話を聞きながらへ〜〜っとアホのように感心していたのだが、よく考えるといろいろアイディアの湧く話だ。まず自分自身を分析するという点でかなり深いものがある。自分を見つめ直す方法というのはカウンセラーにかかったり文章を書いてみたりといろいろあるが、人工知能を使ってみるというのも面白そうだ。実際に自分で作曲した曲のメロディやアレンジなどを改めて聞いてみると独特な嗜好パターンや逆にそのパターンから抜け出す時の手法なども見えてくる。これを上手く人工知能上で再現すれば自分の代わりにメロディを創造して、こんなのいかがですか?と提案してくる作曲知能が出来るかもしれない。また小さい子供にプログラミングを教えて自分で気付いた自分自身の特徴をどんどんプログラムに加えさせて行くと、どんな人工知能が生まれるのか大変興味深い。
 
D君の目標は100%手放しでなくても、実際の売買の助言をするぐらいまでにはその人工知能レベルを持って行きたいようだ。その内「2001年宇宙の旅」のHAL9000ではないがD君の人工知能が巨額の富を生み出すマシンと化し、だんだんとご主人様の存在が疎ましくなってきて命を狙われたりするのではないかと心配になってくる。まあそんな心配をする前に人間自身がもっとお利口さんになる方法を考えた方が早いかもしれないが。 

Ray and Maria Stata Center

              Computer Science and Artificial Intelligence Laboratory at MIT in Boston
  
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次回はスポーツネタ

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~ by hiroism : 2008年 6月02日 (月).

コメント / トラックバック1件 to “artificial intelligence”

  1. 着想が壮大ですね。そんなアドバイザーがいたら最高。挽回したい、など邪念のある人間より、AIの方がよっぽど安定した結果が出せる気がします。Dさんの展開、またしばらくしたら教えてください。

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