uniqueness of baseball

私はスポーツというとまず野球しか観ない。どうも他のスポーツでは興味が持続しないのだ。さてこの野球、ご存知の通り日本でもアメリカでも人気があり日常に深く入り込んでいるのでついつい特別な注意もせず観戦してしまうのだが、野球を知らない人から見るとかなり特殊な部類のスポーツのようだ。思いつくままにその特殊性を挙げてみよう。
  
1)監督、コーチが背番号入のユニフォームを着ている。私はサッカーやバスケのように監督が背広を着て選手と一緒にフィールドに居るという光景にどうも違和感を覚える。ちっとも「ユニ」な「フォーム」になってないじゃないか、という感触だ。初期の野球では選手と監督を兼任することが多かったらしく、現在のような分業性になっても当時の伝統を引き継いでいるようで MLB では監督とコーチの背番号付きユニフォームの着用はルールとして明文化されている。
  
2)時間制限がない。完全にないかといえばウソになるがその他の四大スポーツ(バスケットボール、アメリカン・フットボール、アイスホッケー、サッカー)のようなプレーの制限時間がない。だから勝っている側が時間つぶしのためにパス回しをするなどという怠慢プレーが起きないのである。この終わってみないと判らない野球の仕組みがサヨナラ満塁ホームランなどの神業的大逆転を演出する要素の1つであろう。
  
3)攻撃側だけ点が入る。当たり前のようだがその他の四大スポーツは守備中の得点が可能だ。
  
4)球場の形がバラバラ。地域ごとにサッカー場の形が違うとかどこそこのテニスコートはウィンブルドンより狭いとか、そういうことはあり得ないが野球場は内野のダイアモンドのサイズと外野の最低限のサイズの規定はあるが球場全体のシェイプに関してなかなり自由である。そこで各チームはその球場にあったチーム編成をすることが重要となってくる。ヤンキースタジアムのようにライトにホームランの出やすい球場を本拠地とするチームはおのずと左のパワーヒッターを集める傾向にあるし、より自分のプレースタイルにあった球場を持つチームに移籍する選手もいる。
  
5)3割の成功で褒められる。10回ボックスに立ってわずか3回ヒットを打つだけで好選手である。10回中7回も失敗して良いスポーツなんてほかにあるだろうか?
  
6)スター選手が活躍する必要がない。例えばマイケル・ジョーダンが一度もバスケットボールに触る事なくブルズは勝てるだろうか?野球ならジーターが4打席4三振で守備中一度もショートに球が飛んで来なくてもヤンキースは勝てる。
  
7)機会均等。野球はどんなに力の差のあるチームが対戦しても一人3ストライクまで、1回3アウトまで、1試合9回までと両チームに均等な機会が与えられている。MLB オールスターズと少年草野球が対戦しても同じである。ではサッカーのワールドカップイングランド代表と少年サッカーチームが対戦したらどうなるか?とても少年たちはボールに触らせて貰えまい。つまり機会均等ではないのである。
   
8)ボールが全てではない。上記の四大スポーツをナタで割ったような言い方をすればボールの奪い合いである。テニスもバレーボールもボールが中心にある。しかし野球はボールは単にゲームの推進パーツであって得点するのは人間だ。だから観戦中もボールの行方以上に走者の行動を注視する必要がある。
  
9)帽子を被る。意外と帽子を被ってするスポーツ、特にチームスポーツにはない。雨の時や太陽が逆光の時などに実際被ってみるとベースボールキャップの機能性の高さに今更ながら驚く。やはり野球の動きにはベースボールキャップはなくてはならないものだ。
  
…と挙げてみたが最後の10個目は是非これを読んでいるあなたに考えていただきたい。まだまだあるはずだ!
 
-over-
 
次回はアートネタ

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~ by hiroism : 2008年 6月05日 (木).

コメント / トラックバック9件 to “uniqueness of baseball”

  1. 確かに、なるほど~ですね。
    特に何も考えず当たり前に観てきた野球ですが
    その特殊性を考えながらまた明日から観てみたいと思います。
    10個目発見出来るかしら。

    色々なスポーツを観ていますがやっぱり野球が一番面白いです。

  2. いつも応援チームや勝負運びばかり見ていて、こんな風に野球自体を分析して考えたことがありませんでした。
    10個目、、、うまくまとまりませんが、野球は選手が動き回らないし一瞬も目が離せない、というタイプのスポーツではないですよね。試合の時間中、目一杯フィールドを動き廻る他のスポーツに比べ選手の消耗は少ないかと。これもなるほど試合がボールの奪い合いじゃないからですね。結局8)になってしまった(^^;

  3. dear Carrie
    毎日観ていると案外気付かないものです。10個目よろしくお願いします。

    dear shachihoko
    そうですね。消耗が少ない代わりに一度選手を引っ込めると二度と試合に出せないので休ませながらベストの布陣を敷けるその他のスポーツと自ずと作戦の建て方が違ってきますね。

  4. 野球の特殊性はその発祥、歴史が大いに関係してくるんですねーーー
    話すとながーーーくなるので・・・メイフラワー号の頃や、それ以前のイギリスの
    スポーツのお話なので、割愛になりますが・・・帽子やゲートルのようなストッキングはベースボールが一番全米に広まったのが南北戦争の頃だったからのようです。
    もちろん見たわけではないので、又聞きですが・・・
    一番の不思議は、あのバッテリー間と塁間の距離ですね・・・何回かシュミレーションして、盗塁が一番エキサイティングに、ギリでアウトになったりセーフになったり
    ってのを模索したのでしょうか・・・?

  5. dear 嫁娘YAN狂
    塁間の距離は一体どうやって決めたんでしょうね。私もずっと不思議に思っていました。あと50cmでも違っていたらいつもアウトかいつもセーフのつまらない結果になっていたでしょうね。

  6.  いや~なるほどなるほど!!!

    いつも当たり前に観ている野球。
    ヒロさんの分析には感心してしまいました。
    一つ一つに「そうだ、そうだ・・」
    やっぱり私はいつも人に言われてから気が付き感心ばかりしているおばさんです~。みんなは偉いな~って
    ようこんなおばさんが二人の子供を育てあげたものだと
    そのことにまた感心!! (笑)

  7. dear はらはら
    子育てって一番大変だと思いますよ。とても他と比較にならないほど。ほんとに心から尊敬します。

  8. なるほど、なるほど・・・ふむふむ。
    面白いですね。より野球が好きになりそうです。
    野球のルールってのはどこまでなのか分からないのですが、当たり前に思っていつつも不思議な事が私には2つあります。
    1)ボストン・レッドソックスの監督はどうして背番号入りのユニフォームを着ないの?ずっと寒いのかな?って思ってみたりw似合わないのか?って思ってみたりw
    2)他の球場では知りませんが、4月にシカゴ・カブスの球場に行って、ホームチームのベンチが3塁側なのには驚きました。
    二つとも、当たり前だって言う私の考えを覆す不思議な事なのですが・・・
    何か知っていますか?

  9. dear じいた妻
    垢靴下の監督さんはいつもなにか羽織ってますね。きっと寒がりなんでしょう。ちなみに背番号は47です。野球ではホームチームがどっちのベンチに座るかを決める権利があるんです。カブスだけじゃなくA’sもスタテンアイランド・ヤンキースもそうですよ。

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